協議会の目指す姿

本協議会は、日本の再生に向けて、価値観、産業、社会のあり方の点で、
パラダイム転換を起こしていくことが重要であると考えています。

価値観

物質的豊かさの追求一辺倒であったあり方から、多様な「幸福」や「豊かさ」の実現を重視し、その土台としての「安全・安心な生活」の維持に重きを置くようになる必要があります。

産業

個別の要素技術の向上という部分最適の追求にばかり目を向けるのではなく、高質な各種技術を組み合わせることにより、「完成品」として多様な製品・サービスを開発していくことが重要です。また、産業活動の基盤維持や経済安全保障の観点からは、戦略物資のサプライチェーン確保に向けた取組を行っていく必要があります。

社会

持続可能な日本社会を形成するうえで、医療や防災が官側のイニシアティブによって提供されるサービスから、民間の主体性が発揮される領域へと変化する必要があります。また、医療や防災といった人々の「安全・安心」を守る取組が、一定の利潤を確保し産業として自立・自走することは、我が国の危機管理能力を向上させることにもつながります。そして、医療や防災を起点に、民間の主体性を発揮できる領域を積極的に拡大していくことは、わが国の活力を支えるものと考えます。